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上川南部地区ブロック活動(施設見学会・情報交流会)実施報告

さる8月27日(土)、富良野市内において2016年度第1回目となる、上川南部ブロックの研修会を開催いたしました。今回は、富良野市内を一望できる御料の地で、有料老人ホーム・グループホーム・小規模多機能型居宅介護・地域交流館の四つの施設「ごりょうの丘」を運営している、株式会社すまいるふらのを有資格者6名で見学させていただきました。代表取締役社長 大西 美奈子さんから施設の開設に至るまでの苦労、概要と現状について、丁寧なご説明をいただきました。
 大西さんからは、施設を軌道に乗せ、職員が業務全般を把握するのに約半年かかり、中でも利用者様とご家族様が満足して頂けるよう、ラポール関係を職員一人一人が大切にしていること、福祉現場が大変な中、働く人が少しでも働きやすい環境(就職支度金制度、託児所の併設、職員住宅の確保等)を整えていけるように最大限配慮しているとお話がありました。地域交流館では、介護予防の体操教室、ふまねっと、公文の学習療法、認知症カフェ、親子で楽しめるヨガ、子育て支援など、施設に入居されている利用者様のみならず、地域住民の方でも気軽に参加できる多くの活動が計画されています。その成果と言えるかとも思いますが、施設入居者の平均要介護度が開設当初3.8だったのに対し、現在は2.8まで軽減されているとのことです。今年の4月からは、行事やイベントのサポートをしてくれるボランティアさんが登録できるよう、NPO法人を立ち上げているとのことです。20~30代のボランティアでは、出産後子育てをしているが、何かお手伝いしながら仲間ができないかというお母さん方のために、子どもと一緒に参加したり、60~70代のボランティアでは、仕事退職後まだまだ元気な方は、いきがいのために参加したりなど、さまざまなボランティアさんが、合わせて30人ほど登録されています。利用者や地域住民の方の満足度は高く、いろいろなやり方が可能なため、今後もいろいろなことを考えていきたいと、大西さんはおっしゃっておりました。
今回の研修では、ブロック外会員の参加もあったほか、お話しをお聞きした後に施設内を見学させていただき、大変有意義な集まりになりました。
次回、上川南部ブロック活動については、今回残念ながら開催できなかった懇親会を含めた研修会を2017年2月頃に実施する方向で検討しており、詳細が決まりましたら改めてご案内いたしますので、是非ご参加いただければと思います。

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施設の外観その1

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施設の外観その2

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施設内見学の様子