第9回高齢者障害者の権利擁護セミナー実施報告と写真その1からの続きの写真です。
記事本文はこちらをご覧ください。

小樽市高齢者懇談会「杜のつどい」副会長・事業部長 若西カナ子氏(当初予定の会長 川脇光男氏が病気のためお越しいただけなくなり、代理としてお話しいただきました)

閉会挨拶を行う、成年後見センター・リーガルサポート旭川支部 支部長 丹羽ひとみ司法書士
ベル&ロススーパーコピー 代引きは、デザイナーであるアラン・シルベスタインとのコラボレートによるグレイルウォッチシリーズの第4弾を発表した。本プロジェクトは業界の重鎮であるウェイ・コー(Wei Koh)氏が2022年の初頭にスタートさせた、独立時計師による限定時計をキュレーション、販売する活動である。
少しでもシルベスタインのことを知っていれば、彼のパンチが効いた美学をすぐに理解できるはずだ。実際、何の紹介を受けずとも彼の作品だと気がつけるぐらい、その世界観は特異である。目を閉じると浮かんでくる、赤、黄、青。三角形、円、四角形……。
シルベスタインは、時計とのコラボレーションを得意としている。2012年に自身の名を冠した会社が倒産した後も、MB&Fやルイ・エラールのようなブランドとのパートナーシップを成功させ、時計業界における地位を確固たるものとしている。2022年のグレイルウォッチの第1弾では、ベノワ・ミンティエンス(Benoît Mintiens)氏と共同で限定モデルのレッセンスを製作した。このカラフルで最高にユニークな時計は、長らくステンレススティールモデルを取材していた私の目を釘付けにしたものだ。
今回のグレイル ウォッチ第4弾では、42mm×42mmのBR-03をベースにシルベスタインのカラーリングを施した3つの新作が登場する。BR-03の日付表示付き3針モデル、ダイバーズウォッチ、そしてクロノグラフだ。
3モデルともブラックセラミック製で、黒のラバーストラップを装着。それぞれベル&ロスのキャンバスに、シルベスタインのトレードマークである原色と図形を施している。BR-03-92 クラブ 22は、機能としては時刻表示のみだが、4時30分位置には瞬きすると見逃すほどミニマムな日付表示をセット。そして、時を示す非常に大きな赤い円、分を示す特大の青い矢印、湾曲したS字型のイエロー秒針を採用した。なお、この時計には自動巻きムーブメント、キャリバーBR.CAL-302が搭載されている。
ダイバーズウォッチであるBR 03-92 マリン 22は、シルベスタインらしい“マキシ”針を装備。大きな夜光プロットを伴う青い円形の時針と、夜光材をはめ込んだ赤い三角形の分針により、ダイビング時の経過時間を読み取ることが可能だ。ツートンカラーのセラミック製ベゼルは直近の20分間が赤く染められ、夜光インデックスをあしらった20分マーカーがずらりと並ぶ。本モデルは、300m防水、ねじ込み式リューズ、3針モデルと同じ日付表示付き自動巻きムーブメント、Cal.BR.CAL-302を搭載している。
クロノグラフモデルであるBR 03-94 クロノ 22には、少なくとも5種類のシルベスタイン針がフル装備されている。時間表示の赤い丸、分表示の青い矢印は3針モデルの時刻表示と同様だが、新たに黄色のS字型針をクロノグラフの秒表示として追加。さらに、ブルーのトライアングルが30分積算計のインジケーター、イエローの矢印がランニングセコンド表示になる。また、クロノグラフのプッシャーには、スタート/ストップ機能を担うラッカー仕上げのイエローと、リセット機能を担うブルーの長方形がそれぞれはめこまれ、リューズにはシルベスタインのシグネチャーである赤い三角形を採用した。ムーブメントには、日付表示付き自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.BR.CAL-301を搭載。
我々の考え
BR-03の核心は、実用的な道具であることにある。同モデルは、航空機のコックピット計器にインスパイアされたものだ。私は本来、ダッシュボードから取り外したような四角のなかに丸があるデザインは好まない(ブラウンの目覚まし時計やマーク・ニューソンのソラリスは例外だ)。しかし、この時計のデザインは、独自のアイデンティティを失うことなくシルベスタインマジックを生み出す余地を残した、力強いキャンバスになっていると考える。この事実こそ、コラボレーション成功の証といえるのではないか。
正直に言って、敬虔なマキシマリストである私にとって見ごたえがあるモデルだ。しかし、私がこの時計に魅了されたのは、そこに確かなバランス感覚が残っていたからにほかならない。すべての針、すべてのマーカーが、意図的に配置されている。加えて、大きな針はこの時計の機能性を想像以上に高めている。
私は時計の分野において、奇抜でアバンギャルドなデザインのモデルに好感を抱いている。真面目なデザイン、リファレンスナンバーが溢れるなかで、軽快なデザインはとても魅力的に映るのだ。そのため、私はシルベスタインのことをよく理解していた。古いオークションカタログで彼の名前を冠した作品を見るたびに、80年代の映画『殺したい女(原題: Ruthless People)』に出てくるリビングルームが脳裏に浮かんでくる(ダニー・デヴィートの代表作で、80年代のインテリアが好きなら絶対に見るべき作品だ)。
彼の現在のトレンドは80年代のメンフィスにあるのかもしれないが、シルベスタインデザインの本質が伝統的なバウハウスにあること自体に疑いの余地はない。目をつぶって読まない限り、それを見落とすことはないだろう。しかしながら今作の妙味は、BR-03らしいインダストリアルデザインに、彼のトレードマークであるユーモアを織り交ぜたところにある。そしてまあ、機能を伴うデザインこそが、モダニズムのすべてだといえるのではないだろうか。
これは果たして、ラップタイムやダイビング時間の計測のために購入するべき時計なのか。おそらくそうではないだろう。しかしながら、このモデルは実におもしろい。1月のどんよりとした空気のなかで、私はきっと健全な楽しみを見出すことができることだろう。





