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宗谷ブロック研修会実施報告

さる9月2日(日)、枝幸町中央コミュニティセンターにおいて、宗谷ブロックのブロック活動として、研修会を開催いたしました。今回は会員である社会福祉士の不祥事が発生したことを受け、改めて「倫理綱領」について学ぼうということで、午前に道北地区支部副支部長である佐藤雅幸氏より「倫理綱領~原点に立ち返り見直そう~」と題して講義をいただきました。「利用者に対する倫理責任」や「利用者の利益の最優先」について、改めて再確認することができました。また、社会福祉士相談援助実習の一環として学生2名の参加もあり、学生からは、ケースについて「何を優先し、どう解決していけばよいかがわかった」との感想をいただきました。
また、研修終了後の講師を囲んでの昼食会では、障がい福祉サービス事業で実習している学生が、講師に目を輝かせながら「就労継続支援B型の事業所ではどんな作業をしているのですか?」など質問しているのが印象的で、講師も丁寧に質問に答えており、和やかな雰囲気の昼食会となりました。
午後からは、引き続き枝幸町の市民後見人フォローアップ研修に参加する形での研修を行いました。講師は東京大学大学院教育学研究科地域後見推進プロジェクト特任専門職員の東啓二氏、佐々木佐織氏であり、講義の内容は主に「成年後見制度利用促進基本計画における地域連携ネットワークと中核機関」「改正法により可能となった死後事務」でした。地域についてよく知る市民後見人の重要性を再確認するとともに、社会福祉士として「財産管理」のみに偏らず「身上保護」や「意思決定支援」についてなお一層学びを深めていかなければならないと感じられた研修会となりました。

※掲載が遅くなりましたことをお詫びいたします。