記事一覧

2017年度道北地区支部秋季セミナー(市民公開セミナー)実施報告

さる11月25日(土)、羽幌町老人福祉センターにて2017年度の秋季市民公開セミナーを開催しました。
今回は、「一緒に考えませんか?権利擁護のこと」と題し、地域住民が気軽に専門職と話し、相談できるような内容で開催しました。セミナーには会員と地域住民の方、合わせて39名にご参加をいただきました。
講師には留萌ひまわり基金法律事務所の弁護士である二村沙絵氏にお越しいただき、地域住民とのグループワーク形式により行い、地域住民には、福祉課題を気軽に相談できる専門職として社会福祉士と言う職種があり一緒に良い方向を探すことが出来るイメージを持っていただくこと、会員には、実際の地域住民の声を受け止め相談援助のスキルアップを目指していただくこと、を目的として研修の企画を行いました。
研修の中では、地域によくいるお年寄りとその関係者による権利侵害を寸劇にし、講師の二村氏にも協力をいただきながら、地域住民の方に分かりやすいように説明して、グループワークを進めていきました。
グループの中には、そもそも、社会福祉士とはどのような資格なのかと話し合いになるグループもあり、会員のいない地区で社会福祉士を知っていただくよいきっかけとなりました。 
グループワーク終了後には、講師の二村氏から、講評や制度についての説明をいただきました。
質疑応答では、制度の他、若干個別の法律相談では?と思うような内容の質問にも答えていただき、専門職への相談は敷居が高いと思われがちな中、決してそうではないということが、参加された地域住民の方にもご理解をいただけたのではないかと思います。

ファイル 237-1.jpg
講師を務めていただいた二村沙絵弁護士

ファイル 237-2.jpg
市民公開セミナーの会場の様子